『それぞれ』と『あつまり』の家（裾野市・32坪）

建物の中を移動する道筋を『動線』と呼びます。快適な生活を間取りに取り入れるためのポイントのひとつです。
家族それぞれの動きや家事の効率的な移動を考え、行き止まりのない回遊性のあるスムーズな動線の間取りです。
玄関から2つに分かれる動線は、リビングへ（パブリックゾーン）と家事動線へ（プライベートゾーン）。ゾーンを分ける壁に隠れるようにシューズクローク、奥には、1坪の土間収納。プライベートゾーンは、ファミリークローク、1.5坪の洗面脱衣室に1坪のバス、0.5坪トイレ。
家の中心に1階と2階をつなぐ階段。ゾーン合流は家族の集合場所LDK。

洗面ボール・カウンター・ミラー・タイル・装飾等お好きなものを組み合わせて造るオリジナル洗面台。
幅や高さ・奥行・収納の仕方など家族の使い勝手を考えて造りました。
洗面ボールは、通常より深めバシャバシャ実用性を重視し、空間になじむスッキリとした見た目の埋め込みにしました。
カウンターは水や汚れに強い素材を使用してお手入れ重視。
正面のタイルは水はね対策だけではもったいない。お気に入りのアクセントとして。鏡と照明器具でデザインを統一。毎朝気分よく始められます。

お料理好きな奥様が考えたキッチンの形。壁に接しているタイプのキッチンを壁付けキッチンやウォール型キッチンと呼びます。
壁付けキッチンはキッチンスペースを有効に活用、ダイニングやリビングにゆとりが生まれます。そして、作業に集中でき、配膳が楽が特徴です。
天井付近の明かり窓で明るく清潔感のあるキッチンの洗い場の上には飾り棚を取付。お気に入りの食器を並べます。
キッチンの後ろにはアイランド造作作業台。趣味のパン作りを楽しみます。作業台下の収納スペースには料理家電等を収納。生活感を隠しつつ使い勝手は譲れません。
食品庫スペースは真ん中を開口し左右に収納スペース。左側収納スペースは視線を外し、開口をアーチで柔らかな印象を演出。生活感を薄くするポイントです。

書斎を『創る』
書斎でしたい事を考えて生まれた空間。
”模型の塗装や収集コレクション鑑賞”
1.5坪の　THE！書斎？
カウンター正面の有孔ボード、背面の壁の有孔ボード。これからオリジナルカスタマイズが始まるそうです。
『休日は、ココから出なくなりそう…』
奥様のおしゃっていたことを思い出し…得心。